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知っていたら勝てるかも!上毛かるたのルール

水くれ当番

知っていたら勝てるかも!上毛かるたのルール

群馬県の歴史や自然・人物・産業などをまとめた郷土かるたとして、群馬県民に馴染み深い上毛かるた。「おかめきけ」、「すもの」などの役札は知っていても、得点の計算方法や、お手付きの際の札のやり取りなど意外と知らないルールが!知っていたら勝てていたかもしれません!
正式には札の配り方や置き方、取る際の姿勢など細かいルールがあるのですが、今回はご家庭で楽しむ際の、札や反則に関するルールをご紹介します。

かるたの準備

対戦人数と札の分け方

札の分け方

団体戦は1チーム3人で、2チームで対戦します。 3名ずつ向かい合って座り、真ん中にいる人同士がじゃんけんをして、勝った側が札をよく切って22枚ずつに分けて前に置き、負けたチームが先に好きな方を選び、勝ったチームは後から取ります。

個人競技は1人対1人で同様に札を分けます。

札の並べ方

札の分け方

中央線として、両方の陣の間を3cm、「札」と「札」の間は1cm開けます。
団体戦は、3名で7枚、8枚、7枚で分け(真ん中が8枚)、各自が2段に並べる。格段の3名の札の合計が11枚にならなくてはいけません。

個人戦は、各自3段に並べます。最後の1枚は左右各段のどの位置でも良いです。

競技の進め方

  • 初めに、読み手が「つ」を2回読み上げます。この間は札を取ってはいけません。次の読み上げから競技が始まり「札」を取り始めます。
  • 競技中、「札」の位置は変更できません。
  • 最後の2枚になったら、競技は中断されて2枚の札を速やかに中央線上に並べます。
    読み手がこの2枚以外の読み札を1度読みます。誤って取るとお手付きになります。 次の読み上げが行われ、先に取った方が2枚もらうことができます。
  • 最後の2枚にの札における競技

競技上のルール

「札」を取る方法

「札」を取る方法は、「札」をはじく、押す、引く、飛ばすなどとして、手先が「札」に早く触れた方が勝ちになります。

最後の2枚の「札」における競技

団体戦の場合、「札」が最後の2枚になったら、3人の競技者のうち1人(誰でも良い)が代表で競技をします。競技はコートの中央部で行います。そのため、競技者は中央部に速やかに移動しなくてはなりません。

複数の「札」に同時に手を触れた場合

お手付きの解説

  • 読まれた「札」のある陣地側で、「札」の複数に触れている場合は、取り「札」を取ったこととみなします。
  • 自分と相手の両方の陣地にまたがって「札」の複数に触れている場合、指先の位置や方向で総合的に判断されます。

反則とその処理方法

早取り

  • 読み手の第1声が発生される前に「札」を取る動作が行われ、自分もしくは相手の陣地に区別なく「札」に手が触れる行為。この場合相手の勝ちとなり、「自分の持ち札」から1枚を相手に渡します。
  • 早取りの場合、違反をした人は正しい「札」を取り直すことはできません。

お手付き

  • 自分もしくは相手の陣地に区別なく、読まれた「札」の無い方の陣地の「札」に触れた場合「お手付き」となります。この場合相手の勝ちとなり、「自分の持ち札」から1枚を相手に渡します。
  • 同じ「札」を複数名で触れた場合は「ダブルお手付き」となり、「札」の交換はしません。
    ただし、「団体戦」の場合、同じチームの2人もしくは3人が同時に「お手付き」をしても、相手に渡す「札」は1枚で良いです。
  • お手付きの場合、違反をした人は正しい「札」を取り直すことができます。

払い取り

「最後の2枚札」を取り合う際に、この2枚を1つの動作でなぎ払うような形で、「札」を取る行為。この場合、「最後の2枚札」と自分の持ち札からもう1枚の合計3枚を相手に渡します。

反則処理時の「借り札」

反則の処理で「札」のやり取りの際に、相手に渡すべき「札」を持っていない場合「借り札」とすることができます。
また、持っている「札」がすべて「役札」(小学生は「親札」の「つ」「ち」「け」も含む)であった場合も「借り札」とすることができます。その後の競技の中で最も早い時点で取得した「平札」(役札以外)を渡して処理をしなくてはなりません。

役札と得点について

  • 役札の種類 お手付きの解説
    中学生の得点
    「つ」   「ち」   「け」 (親 札) 3枚で10点
    「す」   「も」   「の」 (三山札) 3枚で10点
    「お」「か」「め」「き」「け」 (五市札) 5枚で20点
    小学生の得点
    「す」   「も」   「の」 (三山札) 3枚で10点
    「お」「か」「め」「き」「け」 (五市札) 5枚で20点
  • 得点の計算方法

    例を3パターン紹介します。

    役札が「す」「も」「の」の場合
    取った枚数 - 役札の枚数 + 役札の点数  =  総得点
      25   -   3   +   10    =   32
    役札が「お」「か」「め」「き」「け」の場合
    取った枚数 - 役札の枚数 + 役札の点数  =  総得点
      25   -   5   +   20    =   40
    役札が「つ」「ち」「け」と「お」「か」「め」「き」「け」の場合
    取った枚数 - 役札の枚数 + 役札の点数  =  総得点
      25   -   8   +(10 + 20) =   47
  • 個人戦には「役」はありません。
  • 同点だった場合

    個人戦も団体戦も競技の結果が同点の場合「つ」「ち」「け」の順に「札」を持つ方の勝ちになります。
    通常「つ」がある方が勝ちとなりますが、例外もあります。
    「迷い札」(競技途中でコート外にまぎれて見つからない札)が2枚あった場合、しかも「つ」が「迷い札」になっている場合は「ち」の「札」を持っている方の勝ちとなります。

勝つためのポイント

団体戦の場合、「役札」を取りそろえると高得点を獲得できます。「役札」を取りそろえるポイントを押さえることが勝利への近道です。

役札を置く位置

自分のエリアの札を並べる際は、「役札」を取りやすい位置に置いておきましょう。

役札の位置を暗記

自分の陣地の「役札」の位置を暗記することはもちろんですが、相手側の「役札」の位置も暗記しておきましょう。そして、相手に「役札」を1枚でも取られた場合は、役をそろえさせないように努めましょう。

平札の位置を暗記するコツ

絵の特徴や色ごとに並べて、暗記しやすいように工夫をしましょう。 絵札の色彩のとらえ方は個人差があるので、自分の覚えやすい配置を見つけましょう!

反則についてとその対処方法を理解しておく

相手の反則に気づき、ルールを守って対処をすることでより多くの「札」を得ることができます。 そして、自分がお手付きしても相手に「役札」を渡さなくて良い「借り札」のルールを知らずにいると、得点に大きな影響がでます。
※反則処理時の「借り札」参照

反則を見抜き正しく対処ができるように、きちんとルールを理解しておきましょう。

まとめ

子どもの頃から慣れ親しんでいる上毛かるた。自分の子どもがかるた大会に出るようになって初めて知ったルールがたくさんあります。
みなさんもご家庭で行うときにこれらのルールを採用してみてください。 いつも負けちゃうパパ・ママも、子ども達に勝てるかもしれませんよ!!

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